今週はずっと雨ですね。
教室が立ち上がって以来続いていた
木曜日の連続晴れ記録も止まりました。
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Topページの動画を更新しました。
今回は右手の動きに関してです。
腕~指先は単純なようで複雑な構造をしているんです。
それぞれがちゃんと連動していったときに大きい力が生み出されます。
ピントの合った音っていうのがあります。
これは一般的な用語ではなく私が良く使う言葉です。
きちんと生み出された力が良いポイントで楽器に
伝わったときに出てくる音。
早く弾くにも、表情豊かに弾くにも、シンプルなことが
良い感じに聴こえるように弾くにもこれが大事なポイントになります。
「連動から生み出された力がきちんと対象に伝わる」
これが基礎になるのですが、ある意味これが最高の技術でも
あるのです。
フレーズは弾けているけど何か違うっていう「質」の問題が
気になったらこれを探ってください。
教室でも私の音と何か違うからその質の違いを意識される方も居ますし
今までに沢山音楽を聴いてきた経験から
その質の違いに気づいていらっしゃる方も居ます。
動画の説明をしますと。
最初の動きは手首ではなく
他の部位が動いていますね。
手首を動かそうとしてこうなるのは、身体の
イメージと動きの間に誤差があると言えます。
2番目のは手首が動いています。
こうする事によって楽器に対して効率の良い
アプローチができますし身体との関係もクリアに
なっていると言えます。
3番目の動きは手首と肘で連続運動になています。
単純な往復運動ですと動作が大きく硬くなるのですが
連続運動になることで速く微細な動きが可能になります。
これは手首を中心とした見方ですので
実際のピッキングでは指の関節を含めもっと使える部位はあります。
中々文章にしきれませんのでレッスンや実際にお会いした時に
ご質問くだされば内容はフォローいたします。
様々な動作を体験して、その動作の内にある
ブレーキに気がついていくと
段々とそれをはずせる様になっていきます。
そうしていくうちに少しずつ感覚にかかっている
フィルターがはがれていき
動作や感覚がクリアになっていきます。
動作や対象にピントが合うと余計な
工夫しなくても良くなってきます。
言葉でも音でも自分の感覚とピッタリくる感じを
味わう体験を積み重ねていくうちに物事の
リアリティが増してくると思います。
それが最近のブログで何度も出ている
「出会う」ことに繋がります。
きちんと「出会う」ために自分自身の可能性を
知っていく事が大切だと思っています。
どんな時でも常にそこをスタートにしてください。