一瞬、頭の中に楽しい事が浮かんで
手を付けたら最後、あとは出てくる様々な事に
一つ一つ対応していかなきゃいけない事があります。

企画やプロジェクトの類もそうですが
曲の練習もそうかもしれません。

最初の頃はあれこれやりたくなります。
それは全く問題ないと思います。
経験がたつに従って何となく弾きましたでは
満足できなくなるので色々と納得できるまで
あれこれと試行錯誤をしていく事になります。
そんなことにとらわれていくのも馬鹿げたことかもしれません。

そうすると1曲に半年や1年、時には数年かかる事もあります。
でもそうやっていると自ずとレベルが上がっていて
練習していない曲も上手に弾けるようになっていたりする
事も多いのです。

一つ一つの要素を検証していく事が連れて行ってくれる世界。
言い換えればは自分自身に向き合う深さや量が見せてくれる世界。

以下は昔の車のCMのシリーズ動画。
個人的には当時これで聴いたオー・シャゼリゼ等の
シャンソンの語感がとても楽しく、その発音を真似したくても
真似できなかった思い出があります。

これがどのように発想され、これを実現するためには
どれだけの事を考え検証を積み重ねたかと想像すると
ゾッとするし、楽しくもなってきます。
そういう事にゾッと出来るだけ成長出来ているのかもしれません。

最初のシンプルなものから1作毎に複雑になっていき少し方向を変えていき終わっていきます。
そういった過程から見えてくるものも面白いですね。

楽しそうなことに手を出してしまう迂闊さと
その後に来る身悶える嵐のような時間は愛すべきことだと思います。