考えるってことは
答えが全く分からないけど
自分の性分だか何かの本能だかから生まれてきた
そんな問いがあって、それを問いつづけているうちに
あらゆることからその問いから生じる答えににじり寄ろうとする。
その過程が考えるって事だとおもう。
さてさて、
時に何かをやろうと思っていると
必ず困難にまみれる時期というのがあります。
やりたいことと出来る事がずれていたり
求められている事とずれていたり。
求められるままに振舞っても
虚しさだけが募ったり。
何も出来ない自分だけがいたり。
何にせよ手ごたえもなく
砂の建物のようなものばかりを作っては
崩れていく様をただ見ているような時期ってあります。
でも、その時期は必要で、
そんな闇夜の中で何を捕まえるかが
その後を大きく左右していきます。
そんな暗闇の時期も気が付けば抜ける時が来ます。
戻ろうにももう戻れなくなります。
過ぎてしまえばとても価値がある時期だとわかります。
そんな状況を歩けることが幸せな時期なんだと。
ですからそこにいる間にしっかりと苦しみ、悩み
考え、ありとあらゆるものが結びつくように観て考えて
世界を構築してください。
宝石を手にするにはひたすらに広大な大地で土を掘っては
原石を探す段階が必要です。
その時期があってこそオリジナルな宝を手に入れられます。
誰かが見つけた宝にあやかろうとするよりも
そこで自ら格闘するのが何よりも大切な自分の仕事です。
何を掘り出して納得するかがその方の美意識かもしれません。
そこを上手く抜けるコツがあるとするならば
一途で真摯な問いと振舞いかもしれません。
そのひたむきさがあらゆる危険から身を守ってくれます。
決して器用に上手く立ち回ったり、周りを利用して切り抜けようとは
しないでください。
全て自分の中で見出し完結することです。
たまにこんな言葉を届けてあげたいことがあります。
きっとその時には役に立たなくてもね。
まぁチラシの裏に書いておけと言われそうな事かもしれません。