12月は大掃除や機材の入れ替えなどでバタバタしつつも
少しずつ仕事納めに向けて過ごしていけました。
レッスン最終週は来られているメンバーの皆さんとは今年のまとめの様な事や
来年への目標のようなことを確認しつつ「良いお年を!!」
と挨拶を交わす日々でした。
今年も無事に終わり、また来年への希望を持ちながら
挨拶を交わせることは毎年ありがたい事だと思っています。
私自身、音楽の中の僅かな部分ですが探求することを
ずっと続けられている事が出来本当に嬉しいです。
今年も多くの発見がありました。
気づけた喜びと気づかずに指導していたこれまでに恥ずかしさを覚えます。
そんなことをいつも抱えながら日々のレッスンを積み重さねてきました。
教室の先生という役割が偉いとは思いませんが
そういった恥ずかさを抱えて存在していることが
大切な事で皆さんの役に立つのだと思います。
何にせよ探求する自分の喜びと来られているメンバーのそれぞれの
喜びが結びつく場として教室がある事も嬉しく思います。
子どもの頃に学校で将来の夢について作文を書きました。
それには「好きな事をして過ごして行く」という趣旨の事を書いた覚えがあります。
そのことは不思議と覚えていて、たまに思い出しては
我ながら「勝手な事を」とか「子供じみている」とか思ったりもしたのです。
しかし振り返えれば何だかんだ言っても結局ずっとそうやって生きてきたことが分かります。
そして今、その願望はいい望みだったと思えます。
「好きな事をしていく」そういった選択や思いが行為として
様(サマ)になるには、それなりに時間がかかった気がします。
時に無我夢中ゆえに狭い視野だったことを恥ずかしく思う
気持ちもありますが、その時々の精いっぱい模索していたのだとも思います。
足りない何かを身に着けていく努力も大切ですが、
得体のしれない問いがあってそれを模索していくような衝動にに向かっていく事は
もっと大切です。
最初は答えも分からないし、問いそのものも分からないのです。
何かがあるという感覚だけです。
そういった問題に導かれていくような本能的な時間を過ごせてきたことは
とてもありがたい事だと思います。
今年も最大限の努力はしたと自分を評価したいと思います。
同時に点を付けると70点かなとも思います。
だからまだやっていけます。
まだまだ模索できる未熟さがありがたいです。
仕事納めの日の雑感でした。