歩くためには足を動かしていく。
そういった運動を考えていく。
足を運ぶのにも様々なやり方がある。
きっと機能的に理想の方法はあると
思って探求していく。

歩くことは進むためでもある。
理想の足運びが見つかっても
空中では進めない。
固い道、砂利、ぬかるみ、岩の上、様々な場所に
足を置いていくことになる。

成り行きに任せ足を置いていき
その感触をしっかりと受け取って対応していく歩き方があれば、
よりベターな足場を見つけながら足を降ろしていく歩き方もある。
それも思ったとおりだったり、思ってたのと違う事もあるだろう。
何にせよ歩いていけば進んでいく。

状況に合わせて足の使い方は変わっていくかもしれない。
一つの理想的な方法があるのかもしれない。
そんな問いを立て模索しながら一歩一歩味わっていく。
味わい方が分かるにつれ進むための手段だった歩くという事の
意味が変わってくる。
ただ味わっていたらどこかにたどり着いている。
そんな進み方もあったのだと知る。

人は歩く生き物で歩き続けていればどうにかなっていくものだと
どこかで思っている。