音楽や演奏に向いていない方がいらっしゃいます。
いや乱暴な言葉で書き出してしまいました。

そもそも「向いている」「向いていない」ってどういう事だろう。

一旦辞書的な意味から離れて「向いていない」を言葉通りに捉えてみてください。
〇〇に「向いている」や〇〇と「向き合っている」ってどういう事だろうって
問答しながら突き詰めて探ってみてください。

「向く」には「出来る、やっている」とは違うピュアさが
必要です。

そのピュアさに出会った方はいつしか「向き合い方」を
発見すると思います。
向き合い方が分かると対象との対話が生まれます。
それがいつしか深みへの扉を開いてくれます。

僕も”自分にとって○○”が「向いている」「向いてない」を悩むより
”自分が対象”に「向いている」かを吟味していく事が後々楽しくなってくるかと
思って過ごしています。
元来才能の乏しい私でもそんな風に過ごしてきて
ようやく少しはましな音になってきたと感じられています。

才能を問うよりも「自分が対象に向けている」かを問答しながら
進んでいき「向き方」を見つけていく、そんな過ごし方もあって良いのだと思っています。