教室のオータム・フェスタが終わった。
僕自身どんな結果も受け入れられるぐらいには
遊びつくした。
演者もご来場者もそれぞれがそれぞれの
感じ方や在りようでイベントに参加してくださって
いたのだと思う。
運営は本当に多くの方が僕の目も気も届かないところで
活躍してくださった。
機材面は新規導入したものが効果的だったことと
既存のものも使いこなしが良くなった。
演奏空間はよりナチュラルなものが出来たと思う。
―さてさて、イベントが終わって「どうでしたか?」
感想を求められることもあるが
イベントなり曲なりを終わってすぐに総括する事に
興味がない。
まぁ求められればそれなりにしますけど。
当日や、それまでの一瞬、一瞬の光景や音が
僕の肌や脳裏に焼き付いている。
体験したそのままを
そのまま抱えていられる幸せ
たまに、その出来事にラベルを貼ってみることもあるが
大概はまた引っ剥がす
貼ったラベルを眺めていなくても
それをそのままに感じていていいのだから
そうする。
それがやがて何かとして現れてくる。
何かをやっているときにふと出てくる。
そういったときにそれがいつか見た瞬間から来たものだと
感じる。
果実は種でもある。
楽しんだものほど簡単な言葉で総括するには勿体なすぎる。
宝物のような瞬間に触れられるその役得は簡単には捨てられない。
一瞬一瞬が何よりもの報酬だと思う。